女性の薄毛は病院で治るのか?

今回は、女性の薄毛は病院で治るのかという点を取り上げます。結論から言えば、女性の薄毛を病院で診てもらうことで、薄毛の進行を止めたり、薄毛になる以前の状態を取り戻すことが出来たという女性も少なくありません。

薄毛が病院の検査から治る女性も

女性の薄毛は病院で治るというケースが多いのは、医療機関だけが行うことができる薄毛の原因を絞り込むための検査が受けられることが大きいといえます。

例えば、女性も男性よりは少ない量ですが、本来は筋肉や骨格の形成に役立つ男性ホルモンを持っており、特定の体内酵素の働きによってDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが増えると、男性型脱毛症(AGA)を発症することがわかっています。

AGAは女性の場合、FAGAと呼ばれます。男性ホルモンの量が少なく、徐々にDHTが増えるため、FAGAによる女性の薄毛の進行も少しづつ進むことがわかっています。

これに対し、女性の薄毛外来の病院では、遺伝子検査を受けることで、FAGAになりやすいかどうかを判断することが出来ます。一般的な病院で受ける遺伝子検査とは異なり、FAGAに特化した遺伝子検査を受けることで、薄毛を治すための原因の絞り込みが可能となります。

また、病院であれば、医療行為としての血液検査を受けることができます。女性向けの薄毛外来のクリニックであっても、薄毛の原因が糖尿病、高脂血症、肝機能障害など内科的な病気によるものなのかを見極めるため、健康診断も兼ねて実施するところが多く見られます。

FAGAに対しては、DHTの生成を阻止できるスピロノラクトンという医療用医薬品がありますし、内科的な病院の症状として薄毛が進行している女性の方には、それぞれの疾患に見合った治療を受けることで、薄毛が治る女性が少なくありません。

もちろん、FAGAや内科的な病気・疾患以外の場合でも、病院の薄毛治療は、医療機関だからこそ治る女性が少なくありません。先ほどの遺伝子検査や血液検査と並び、女性の薄毛を判断する上で、頭皮や毛髪の状態を直接観察することも重要です。

女性の薄毛外来の病院でも、単に医師が直接観察するだけではなく、高解像度のマイクロスコープで頭皮、毛穴の状態、毛髪の太さ、色、密度などを観察します。これにより、それぞれの薄毛がどういった症状に該当するのか切り分けることが可能となります。

女性の前髪が薄毛になる原因と対策でも取り上げた通り、びまん性脱毛症、産後の抜け毛、粃糠性脱毛症、更年期による代謝異常/神経性の脱毛症など、女性の薄毛にもいくつかのパターンがあります。

クリニックや病院の薄毛外来、特に女性専門の医療機関であれば、頭皮や毛髪の状態はもちろん、頭皮や毛髪を圧迫してないかどうか、シャンプーやリンスなどは何を使っているか、食事・睡眠・喫煙の状況など、生活全般の要素をすべて勘案した上で、何が薄毛をもたらし、どんな治療を行えば治せるのかという方向性を定めることができます。

女性の薄毛の大きな原因は、加齢・更年期や産後のホルモンバランスの乱れや、運動や睡眠の不足・偏食・喫煙などによる血行の悪化とそれに伴う頭皮環境の悪化です。これにより、健全な毛髪の成長サイクルが阻害され、女性は徐々に薄毛が進行します。

病院であれば、女性の薄毛を治すため、頭皮の血管を拡張させて血流を改善する医薬品のミノキシジルを処方することができます。また、頭皮環境の改善のため、使っているシャンプーや育毛剤、生活習慣の見直しといった指導を受けることができます。

このように、病院における女性の薄毛治療は、医療機関でしか受けられない検査や医薬品の処方がありますし、原因の絞り込みや生活習慣の指導を受けることができます。このため、薄毛を治すことができる女性も少なくないといえます。