正しい洗髪法を身につけよう

髪の洗い方というものは、いくら頭皮や毛髪に良いシャンプーを使っていても、それが間違っていれば、よりよい頭皮環境や清潔な髪の毛を促す十分な効果が得られません。

毎日の頭皮ケアも、積み重なればやり方次第で大きな違いが生じます。ここでは、シャンプーやリンス・トリートメントまで含めた、正しい洗髪法を取り上げます。

チャンプーを使う前に

まず、特にショートな方を除けば、シャンプーを行う前に、髪の毛のもつれをほぐしておきましょう。無理やりグイグイと引っ張らず、あくまでも丁寧に優しく、1分間程度のブラッシングを行います。

これは浴室に入る前に、目の粗いクシやブラシで、優しく毛先のほつれをほどくことが目的です。ブラシの影響はその素材も左右しますので、これについては別の記事で詳しく取り上げています。

シャンプー前のブラッシングは、単に髪についた汚れやほこりを除去するだけでなく、前もってブラッシングすることで、頭皮にもついている汚れを落としやすくする効果があります。

浴室に入ったら、シャンプーを始める前に、まず髪をお湯でよく洗いましょう。サッと濡らしてすぐシャンプーを行うのではなく、少なくとも2分程度は髪の毛と頭皮を全体的にゆっくりとお湯で温める感覚です。

お湯で洗うだけでも毛髪についていた汚れはかなり落とすことができますが、この段階の目的はそれだけにとどまりません。この時、髪の毛に指を通して、指の腹で地肌も優しく洗いましょう。爪先で頭皮を傷つけないように注意します。

このように、頭皮にもお湯を馴染ませておくと毛穴が開き、シャンプーの洗浄成分が頭皮に馴染みやすくなります。

シャンプーの使い方

シャンプーの液体を手のひらに取ったら、お湯を加えてたっぷり泡立てます。よく泡立てることで、頭皮をソフトに洗浄することができます。

一般的に手のひらに取るシャンプー量の目安は、500円玉程度ですが、これは髪の毛の長さや量に応じて自分で調整して構いません。大量に取ったからといって洗浄力が向上するというわけではありません。

シャンプーを使う場合、髪の毛についた汚れは、先にお湯を使ったときにほとんど洗い落ちていますから、シャンプーでは主に頭皮を中心に洗浄します。

髪の生え際から頭頂部に向けて、両手の10本の指の腹を上手に使って。頭全体の地肌を洗っていきましょう。頭皮を傷めないよう、指先の力の入れすぎに注意します。

市販の硬いシャンプーブラシを使ってゴシゴシするのは、頭皮を傷つける可能性があります。もし使うのであれば、頭皮が傷つかないよう工夫されているシャンプーブラシやマッサージブラシがあるため、過剰な洗浄に注意して適度に使いましょう。

このように地肌を洗う際、10本の指の腹で地肌をまんべんなくマッサージすることもおすすめです。血行の改善から代謝の向上を促し、毛穴に詰まった皮脂も取れやすくなります。もちろん、頭皮にダメージを与えないよう、力の入れすぎには注意です。

すすぐ場合も、指の腹で頭全体の地肌をマッサージしましょう。髪の毛よりも頭皮をよくすすぐことを意識します。頭皮をマッサージしながらすすぐことで、お湯の流れに従って毛髪もさっぱりときれいになります。

頭皮にシャンプーのすすぎ残しがあると、皮膚トラブルの原因となるため、髪の毛にばかり意識を向けるのではなく、頭皮をしっかりすすぐということで、お湯の流れに沿った自然な洗浄が可能となります。

リンスまたはトリートメント

シャンプーをすっきり洗い流したら、リンスまたはトリートメントを髪の毛につけます。これらは髪の毛をしなやかに滑らかにするためのものであり、髪の毛のダメージをカバーしたり補修するものですから、シャンプーとは逆に、地肌を意識する必要はありません。

リンスまたはトリートメントは、髪の毛の表面につけて、毛髪のうるおいや柔軟性を守るものです。地肌に付ける必要はありません。トリートメントの場合は、つけてから数分間放置して毛髪内部に成分を浸透させると効果的です。

その後、しっかりと洗い流します。リンスやトリートメントが地肌に残ると、頭皮トラブルを招きます。洗い落とす際は、指の腹を使って地肌も丁寧に洗浄しましょう。

一連の洗髪が終わったら、水分を除去します。髪の毛が濡れている状態は、髪の毛のキューティクルが開いてはがれやすくなった状態です。この中から水分が抜けると髪の毛が乾燥し、毛髪が傷む可能性が高まります。

このため、洗髪後は速やかにタオルで拭います。タオルドライでなるべく水分を拭き取りましょう。タオルドライ後にドライヤーですばやく乾かすのですが、タオルで出来る限り水分を取り除くことで、ドライヤーの時間を少しでも短縮します。

ドライヤーは確かに髪の毛の乾燥に即効性があるものの、あまり長くあてることは、熱によって毛髪の傷みを招きかねません。その一方、ドライヤーを使う場合は、地肌もしっかり乾かすことを意識します。

髪の毛だけ乾燥させても、地肌が湿っていると、常在菌が繁殖し、フケや臭いの原因となります。ここまで、頭皮と毛髪に優しい洗髪の正しいやり方を説明してきました。髪の毛のために少しでもよりよい方法を習慣化させましょう。