パントガール(Pantgar)

今回は、パントガール(Pantgar)を取り上げます。

パントガールとは

パントガールとは、女性の抜け毛や薄毛を改善する薬としてドイツで有効性が検証され、世界で初めて「女性専用の飲む育毛剤」として効果が確認された内服薬です。

これまで開発されてきた薄毛治療の飲み薬は、フィナステリド(プロペシアとそのジェネリック医薬品)、ザガーロ(デュタステリド)など、男性専用で女性には禁忌のものが多く、女性の薄毛治療薬は外用薬やメソセラピーが中心でした。

これに対してパントガールは、薄毛や抜け毛を予防し、毛髪の発育と健全な成長を促す栄養成分を豊富に配合することで、女性の薄毛特有の症状を改善する効果が期待できます。

パントガールは女性専用の薄毛治療を目的とした飲み薬(服用薬)であり、塗り薬(塗布薬)やメソセラピーなど従来の治療法に比べて通院する負担が軽減されます。多くのクリニックでは、1~2ヶ月に1回程度の通院で、薬の処方を済ませることができます。

パントガールの効果や副作用

パントガールの有効成分は、ビタミン B1、パントテン酸カルシウム、薬用酵母、L-シスチン、ケラチン、パラアミノ安息香酸が挙げられます。ビタミンB1は代謝を促して神経・筋肉などのエネルギーを供給してくれます。

パントテン酸カルシウムは毛髪・皮膚・神経組織を正常に保ち、脂肪の代謝や副腎皮質ホルモン(抗ストレス作用)の合成を促進します。薬用酵母は毛髪・頭皮・爪・皮膚などを育成するビタミンB類やたんぱく質、消化酵素などを含みます。

L-シスチンは美白効果のあるL-システインが2つ結合しているアミノ酸の一種であり、ケラチンも皮膚と毛髪を若々しく保つ美白の効果があります。パラアミノ安息香酸はIパントテン酸、葉酸とともに、白髪になりかかった髪の色を元に戻す作用があります。

パントガールは臨床試験で、3ヵ月間の使用で70%の方の抜け毛が減少、20%の方は抜け毛がほとんど無い状態にまで改善する結果が確認されています。また、配合されている成分に対する過敏症がない限り、パントガールには一般的に大きな副作用はありません。

パントガールの効果が出るのは3~6ヶ月が目安です。頭皮の毛根は絶えず新しい細胞を作り出している一方、パントガールの影響が出るのは新しく細胞から毛髪を生成しようとする部分だけです。髪は月に約1cm伸びるため、効果が確認できるまでに必要な期間は早くても約3ヵ月と考えられています。

このようにパントガールは、女性が服用することで薄毛の改善や発毛・育毛が期待できる飲み薬として、医療機関であるクリニックで幅広く処方されています。一般的な副作用はほとんど無く、安全性が高い薬としても知られています。

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