産後の抜け毛でヘアカラーは大丈夫か?

今回は、産後の抜け毛でもヘアカラーを行って大丈夫かどうかを取り上げます。結論を先にいえば、頭皮や毛髪の状態を自分自身や美容室で確かめ、乾燥しやすくデリケートな体質と感じればカラーリングは避けるべきだといえます。

産後の抜け毛とカラーリングが駄目な理由

産後の抜け毛でカラーリングが全然駄目かというと、一概にそういうわけでもありません。ただ、産後に限らず、抜け毛が多い女性がヘアカラーを避けるべきだという考え方には、それなりの理由があります。

まず、当然ながらカラーリング剤は、頭皮や毛髪にとっては異物であることに変わりありません。身体の組織は異物と認識したものに対しては、なんらかの反応を引き起こします。それが過剰になったものが免疫反応だったり、アレルギーと言われるものです。

こうしたアレルギーや免疫反応が無い方でも、特に産後の抜け毛が生じている方はホルモンバランスの急激な変化にかかっている方ですし、こうした状態でカラーリングを行うことは好ましくないと考える方も少なくありません。

過剰な反応でなくても、産後の抜け毛が確認されている方がヘアカラーを行うことで、それに頭皮が反応し、いつも以上に皮脂や汗が分泌されたり、それによってフケやかゆみをより多く感じる可能性があります。

また、一般にカラーリング剤は、頭皮や毛髪の保湿機能を低下させる傾向があります。このため、産後の抜け毛が生じていると潤い不足になりやすい頭皮環境を、より乾燥させてしまう可能性があります。

このように、頭皮の汗や皮脂の分泌が通常以上に増えたり、頭皮が乾燥しやすいことは、頭皮をめぐる毛細血管の血流を悪化させ、毛乳頭や毛母細胞など髪の毛を作る組織に十分な栄養分が届けられず、結果として産後の抜け毛をより助長してしまう可能性があります。

産後の抜け毛でもカラーリングを受けたい場合は

とはいえ、産後の抜け毛や薄毛で悩んでいる方に対して、全てカラーリングを否定するというものではありません。あまりにも多くの抜け毛で悩んでいる方に、ヘアカラーをやらないフラストレーションを抱え込むくらいなら、受けてみるのも良いでしょう。

ただし、やはり事前に自分自身で髪の毛や頭皮をじかに触ってみたり、馴染みの美容師さんにも見てもらうことが重要です。最終的には自分自身の感覚や、客観的な意見を求めてみて、頭皮や毛髪が乾燥しやすい体質だったり、皮脂肌だと感じれば、ヘアカラーは避けたほうが良いと思います。

もうひとつ大事なことは、産後の抜け毛に見舞われる方がヘアカラーを行う場合、市販のカラーリング剤でセルフカラーを行うよりも、自分が馴染んでいる美容室で受けることをおすすめします。

市販のカラーリング剤はヘアケアの素人でもセルフカラーでそれなりの仕上がりが出来るよう、美容室などのプロ仕様のものより、ヘアカラー成分が強めに配合されています。このため、美容室で受けるよりも、セルフカラーのほうが頭皮への負担が高い傾向があります。

ここまで、産後の抜け毛とヘアカラーの関係を見てきました。出産後の抜け毛・薄毛が落ち着くのは、早くても2・3ヶ月~半年、遅くても1年~1年半です。個人差が大きいのですが、出来ることなら頭皮に余計な負担を与えず、自然なヘアスタイルが望ましいと思います。